「2023 障がい者のための防災訓練」

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                        取手市福祉交流センター
                       9月10日午後1時半〜3時半

 とりで障害者協働支援ネットワーク(以下ネットワークという)が「障害者のための防災マニュアル」を発行して11年目になります。マニュアルを読んだだけでは理解しにくいところもあるので、マニュアルを基に防災訓練を始めて10回目になります。今年も多くの方に参加して頂けました。取手市民の他、つくば、土浦、竜ケ崎、常総、守谷、筑西など。遠くからは埼玉県朝霞市、東京、柏から来られた方もいました。また、共催、協力の取手市消防本部、社会福祉協議会、市安全安心対策課、社会福祉課、障害福祉課、国土交通省利根川下流河川事務所から多くの手伝いを頂きました。これも、非常にうれしいことです。        
定刻に社協事務局長の司会で開始。まず、この訓練の目的と
基になる防災マニュアルの説明をしました。そして障害の種類別避難誘導の寸劇の対応を見てもらいました。日ごろのお付き合いが大事です。  
 次は車いすの方を階段昇降する方法です。例年は階段を下りるだけでしたが、今年は特に双葉団地の水害があったので垂直避難を考えて昇る方法も行いました。消防本部は毛布を利用して二人で抱える方法で階段昇降の方法を見てもらいました。
 1部の最後は消防本部による心肺蘇生のやりかたとして、胸部圧迫による心臓マッサージを希望者に体験してもらいました。楽しい説明ですごくわかりやすかったです。  
休憩をはさんで、交流センターの中庭で不整地での車いす介助の方法を見てもらいました。ぬかるみでもこの方法で走行できます。中庭から駐車場に移動し、自然災害体験車の体験を
3グループに分け、順番に乗ってもらいました。待っているグループははしご車や救急車の見学・説明で楽しみました。はしご車には希望された女性が30mの高さを体験されました。
 アンケートでは訓練の大切さを再認識、わかりやすい内容、障害者の支援は難しい。そして自然災害体験車は臨場感があって良い体験、恐怖を五感で感じることができたなど、良い意見を聞けたので、来年の訓練で反映させたいと思いました。 (宮脇 貞夫 記)